チョコレート(犬猫には与えない)
chocolate
Definition
カカオに含まれるテオブロミンとカフェインを主成分とする菓子。犬や猫はこれらの成分を分解する速度が遅く、少量でも中毒症状を起こすことがあるとされ、与えてはいけない食品の代表とされる。
この項目のポイント
- チョコレートの中毒はカカオに含まれるテオブロミンとカフェインが原因とされる
- 犬や猫はこれらの成分を分解する速度が人よりゆっくりで、少量でも症状が出ることがある
- カカオ含有量が高いほど、また体の小さい子ほど、少ない量でも危険度が上がるとされる
- 口にした可能性があるときは、様子を見ずすぐに動物病院へ連絡することがすすめられる
チョコレートとは
チョコレートは、カカオ豆を原料にした甘い菓子です。人にとってはなじみ深いおやつですが、犬や猫にとっては与えてはいけない食品の代表としてよく知られています。
原因は、カカオに含まれるテオブロミンという成分と、カフェインです。人はこれらの成分を比較的早く分解できますが、犬や猫は分解する速度がゆっくりで、体の中にとどまりやすいとされています。キシリトールと同じく、人には身近なものがそのまま犬猫の安全を意味しない代表例です。
犬猫には絶対に与えてはいけない
犬や猫がテオブロミンやカフェインを多く含むチョコレートを口にすると、少量でも嘔吐や下痢、興奮、震え、心拍の乱れといった症状につながることがあると報告されています。
カカオの含有量が高いもの、たとえばビターチョコレートや製菓用のクーベルチュール、ココアパウダーなどは、ミルクチョコレートより少ない量でも危険度が上がるとされます。体の小さい犬や猫ほど、同じ量でも影響が大きくなる点にも注意が必要です。
人用のお菓子として作られたおやつやしつけのごほうびとして分け与えることは、絶対に避けてください。
誤って口にしてしまったとき
チョコレートやチョコレートを含む菓子を口にした可能性があるときは、家庭で様子を見るのではなく、すぐに動物病院へ連絡することがすすめられています。
自己判断で吐かせようとするのは避けてください。方法によってはかえって体に負担をかけることがあるとされ、対応は動物病院の指示に従うのが安全です。
連絡の際は、何を、どのくらいの量、いつごろ口にした可能性があるかを伝えられると状況が伝わりやすくなります。パッケージや箱が残っていれば、カカオの含有量を確認できるので手元に置いておくとよいとされています。
症状がまだ出ていなくても、時間がたってから出ることがあるとされるため、口にした可能性がある時点で連絡することが大切です。
身近にある製品と保管の注意
チョコレートは、次のような形で家の中にあることが多い食品です。
- 板チョコ、チョコレート菓子、チョコレートがけのお菓子
- ココアパウダー、ホットチョコレート
- 製菓用のチョコレートやカカオニブ
- バレンタインやハロウィン、クリスマスなどの季節の菓子
テーブルの上やバッグの中、来客が持ってきた手土産など、犬猫が届く場所に置いたままにしないことが大切です。留守番中や来客時は特に、誤食の機会が増えやすいとされています。
犬猫のおやつを選ぶときの基準
チョコレートに限らず、人用のお菓子を分け与える習慣そのものを避けることが、誤食を防ぐいちばんの近道です。腸活を意識したおやつを選びたいときは、犬猫用に作られたものの中から選ぶようにしてください。
新しい食べ物を試すときは、フードの切り替えと同じように少量から始め、便チェックで様子を見る習慣をつけておくと、体調の変化にも気づきやすくなります。
本項目は一般的な知識の紹介であり、獣医学的な診断・治療を目的とするものではありません。愛犬・愛猫の体調に不安があるときは、動物病院・獣医師にご相談ください。
FAQよくある質問
犬がチョコレートを食べてしまいました。少量なら様子を見てもいいですか?
量や種類、体の大きさによって危険度が変わるため、家庭で安全に様子を見られる量を判断するのは難しいとされています。心配なときは様子を見ずに、すぐ動物病院へ連絡してください。
猫もチョコレートは危険ですか?
猫も犬と同じ成分に反応するとされ、危険度は変わりません。猫は甘みを感じないとされ自分から好んで食べることは少ないとされますが、口にしてしまった場合の対応は犬と同様です。
何も症状が出ていなければ大丈夫ですか?
症状が数時間たってから出ることもあるとされ、症状がないことは安全の確認にはなりません。口にした可能性がある時点で、動物病院に連絡することがすすめられます。
記事で触れた製品について
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