腸のしくみ
腸内フローラ・短鎖脂肪酸・腸脳相関など、腸の働きと仕組みの基礎用語。
Terms用語一覧
LPS(リポ多糖)
lipopolysaccharide一部の細菌の外側の膜を構成する成分で、内毒素とも呼ばれる。犬や猫でも、腸のバリアがゆるんで血液側に漏れ出すと免疫が反応するとされる。
腸のしくみ菌の多様性
microbial diversity腸内にどれだけ多くの種類の菌が棲んでいるかという指標。犬や猫の腸内フローラ検査でも結果の見方として使われ、種類が多いほど変化に強いとされる。
腸のしくみ消化管
digestive tract口から食道・胃・小腸・大腸・肛門へと続く、食べ物の通り道となる一本の管のこと。犬や猫でも腸内細菌が主にすむのは大腸にあたる。
腸のしくみタイトジャンクション
tight junction腸の細胞と細胞をぴったり結びつけている接着構造。犬や猫でもここがゆるむと、本来通さないはずの物質が体内に入りやすくなると考えられている。
腸のしくみ短鎖脂肪酸
short-chain fatty acids腸内細菌が食物繊維などを発酵させて作る物質。酪酸・酢酸・プロピオン酸などがあり、犬や猫でも腸の粘膜を支える成分として注目されている。
腸のしくみタンパク質の腐敗発酵
protein fermentation小腸で消化しきれなかったタンパク質が大腸に流れ込み、悪玉菌に分解される現象。犬や猫で高タンパクのごはんが続くと便のにおいが強くなる背景として
腸のしくみ腸管免疫
gut immunity腸の壁に備わった、体を守るしくみのこと。犬や猫でも免疫細胞の多くが腸に集まっているとされ、腸内細菌とも深く関わる。
腸のしくみ腸腎連関
gut-kidney axis腸と腎臓が互いに影響し合う関係をさす言葉。腎臓の病気が多い猫で関心を集めており、腸で作られた物質が腎臓の負担に関わるとされる。
腸のしくみ腸内環境
gut environment犬や猫の腸の中の状態を、すみつく菌のバランスや便の様子などからまとめてとらえる考え方。整っている・乱れているといった言い方をする。
腸のしくみ腸内細菌叢
gut microbiota犬や猫の腸内にすむ細菌の集まり全体をさす言葉。腸内フローラとほぼ同じ意味で使われる、より学術的な呼び方。
腸のしくみ腸内フローラ
gut flora犬や猫の腸の中にすむ多種多様な細菌が、種類ごとにまとまって作る生態系のこと。腸内細菌叢(そう)とも呼ばれる。
腸のしくみ腸脳相関
gut-brain axis腸と脳が神経やホルモンを介して互いに影響し合うしくみ。犬や猫でも、緊張したときにおなかがゆるくなるといった形で語られる。
腸のしくみ腸皮膚相関
gut-skin axis腸内環境と皮膚の状態が連動しているという考え方。皮膚のトラブルが多い犬で語られることが多く、腸のバリアとの関わりが研究されている。
腸のしくみ定着抵抗性
colonization resistanceすでに犬や猫の腸に棲んでいる菌が、外から入ってきた病原性の菌をそのまま居つかせない仕組みのこと。菌のバランスが乱れると弱まるとされる。
腸のしくみディスバイオシス
dysbiosis犬や猫の腸内細菌のバランスが大きく崩れた状態のこと。善玉菌が減って多様性が失われた状態をさし、便の乱れとして表に出ることがある。
腸のしくみ二次胆汁酸
secondary bile acid脂肪の消化のために分泌された胆汁酸が、大腸で菌に分解されてできる物質。犬や猫でも動物性脂肪の多いごはんが続くと増えやすいとされる。
腸のしくみ尿毒素(インドキシル硫酸)
uremic toxin (indoxyl sulfate)腸内細菌が作ったインドールが肝臓で加工されてできる物質。腎臓から排泄されるため、腎臓の病気が多い猫で関心を集めている。
腸のしくみ粘液層(ムチン層)
mucus layer犬や猫の腸の内側を覆っているゲル状の層。腸の細胞を菌や刺激から直接守る物理的なバリアとされ、外側の層には腸内細菌が棲みついている。
腸のしくみ腐敗物質
putrefactive substances大腸に流れ込んだ未消化のタンパク質を悪玉菌が分解してできる物質の総称。犬や猫の便やおならのにおいが強くなる原因として語られる。
腸のしくみリーキーガット
leaky gut腸の粘膜のバリア機能が低下し、本来通さないはずの物質が体内に入りやすくなると考えられている状態のこと。犬や猫でも語られるが、動物病院で付く診
腸のしくみ腸内細菌叢のレジリエンス
gut microbiota resilience腸内細菌のバランスが一時的に乱れても、元の状態に戻ろうとする回復力のこと。犬や猫が下痢のあとに少しずつ落ち着いていく背景として語られる。
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