リーキーガット
leaky gut
Definition
腸の粘膜のバリア機能が低下し、本来通さないはずの物質が体内に入りやすくなると考えられている状態のこと。腸もれとも訳される。
この項目のポイント
- リーキーガットは腸のバリア機能が低下したと考えられている状態をさす言葉
- 腸の粘膜を守るしくみが弱ると不要な物質が入りやすくなるとされる
- 研究が進められている領域で、犬猫でも注目されつつある考え方
リーキーガットとは
リーキーガットとは、犬や猫の腸の粘膜が持つバリア機能が低下し、本来はとどめておくはずの物質が体の中に入りやすくなると考えられている状態のことです。英語の leaky(もれる)と gut(腸)を合わせた言葉で、腸もれと訳されることもあります。
腸の内側の粘膜は、必要な栄養を取り込みながら不要なものの侵入を防ぐ関所のような役割を担っているとされます。この関所のしくみが弱った状態を説明するときに、リーキーガットという言葉が使われます。
腸のバリアと菌の関係
腸のバリア機能には、腸内細菌が作る短鎖脂肪酸、なかでも酪酸菌が作る酪酸が関わるとされ、研究が進められています。腸内環境の乱れ、すなわちディスバイオシスとの関連も注目されています。
犬猫での位置づけ
リーキーガットは、まだ研究が進められている段階の考え方です。犬や猫の腸管免疫や体調との関わりについても検討が続いており、断定的に語れる段階ではないとされています。気になる症状があるときは、動物病院で相談することが大切です。
本項目は一般的な知識の紹介であり、獣医学的な診断・治療を目的とするものではありません。愛犬・愛猫の体調に不安があるときは、動物病院・獣医師にご相談ください。
FAQよくある質問
リーキーガットは正式な病名ですか?
腸のバリア機能の低下をさす考え方で、研究が進められている領域です。診断や治療については獣医師の判断が必要です。
犬や猫でもリーキーガットは起こりますか?
腸のバリア機能に関する研究は犬や猫でも進められており、注目されつつある考え方です。
リーキーガットを防ぐにはどうすればいいですか?
腸内環境を整える習慣が関わると考えられていますが、確立した予防法として断定はできません。心配なときは獣医師に相談してください。