とうもろこし
corn
Definition
犬には粒を少量与えられることもある穀物だが、粒の薄皮は消化されにくく便にそのまま出てくることがあり、芯(軸)は丸ごと飲み込むと腸に詰まる危険があるとされる食材。猫には積極的に与える理由がない食材とされる。
この項目のポイント
- とうもろこしの粒は、犬には加熱してほぐした状態であれば少量与えられることがあるとされる
- 粒の薄皮はセルロースが主成分で消化されにくく、便にそのまま出てくることがある
- 危険なのは粒よりも芯(軸)。丸のみすると消化管に詰まる代表例として知られている
- 猫は肉食に寄った動物で、とうもろこしを必要とする理由はないとされる
とうもろこしとは
とうもろこしは、家庭でもフードの原材料としてもよく見かける穀物です。
夏場は茹でとうもろこしやコーン缶が食卓にのぼる機会も増え、犬が欲しがる場面もあるかもしれません。
犬には、粒を加熱してほぐした状態であれば少量与えられることがあるとされていますが、与え方には注意点があります。
猫はもともと肉食に寄った動物で、とうもろこしのような穀物を積極的に必要とする理由はないとされています。
腸との関わり。粒がそのまま出てくる理由
とうもろこしの粒は、外側を薄い皮でおおわれています。
この薄皮はセルロースが主成分で、犬や猫の消化酵素では分解しにくいとされています。
そのため、粒をよく噛まずに飲み込むと、消化管を通り抜けて便にそのままの形で出てくることがあります。
これ自体は珍しいことではなく、元気で他に変化がなければ心配しすぎる必要はないとされています。
ただし、頻繁に続く、下痢を伴う、といった変化があるときは、食物繊維の量やフードとの相性を見直すきっかけになります。
いちばん気をつけたいのは芯(軸)
粒よりも注意したいのが、とうもろこしの芯(軸)です。
芯は硬く大きいため、丸のみすると胃や腸に詰まる危険があるとされる代表的な異物のひとつです。
詰まった場合、自然に排出されずに手術が必要になることもあるとされています。
食べ終えた芯をゴミ箱に入れておくと、犬が拾い食いしてしまう事故が報告されているため、ふた付きのゴミ箱で保管するなど、口にできない環境を作っておくことが予防になります。
芯を口にした可能性があるときは、少量だから、元気だからと様子を見続けず、動物病院に連絡することがすすめられます。
与えるときの基本
犬にとうもろこしを与えるときは、粒を加熱してほぐし、芯は完全に取り除いてから与えるのが基本です。
味付けをしていない状態で、はじめては少量から始め、便の様子を見ながら量を決めます。
フードの切り替えと同じように、新しい与え方を試すときは少量からが基本です。
腸活を意識したトッピングとして取り入れたい場合も、とうもろこしはあくまで補助的な食材で、主食に置きかえるものではありません。
本項目は一般的な知識の紹介であり、獣医学的な診断・治療を目的とするものではありません。愛犬・愛猫の体調に不安があるときは、動物病院・獣医師にご相談ください。
FAQよくある質問
犬にとうもろこしを与えても大丈夫ですか?
粒を加熱してほぐし、芯を完全に取り除いた状態であれば、少量を与えられることがあるとされます。ただし薄皮が消化されにくく便にそのまま出てくることがあるため、体質によっては下痢につながることもあります。
猫にとうもろこしを与えてもいいですか?
猫はもともと肉食に寄った動物で、とうもろこしのような穀物を必要とする理由はないとされています。フードの原材料として含まれる程度であれば心配しすぎる必要はありませんが、積極的に与える食材ではありません。
うんちにとうもろこしの粒がそのまま出てきます。大丈夫でしょうか?
粒の薄皮は消化されにくく、そのままの形で便に出てくることがあるとされ、これ自体は珍しいことではありません。元気で他の症状がなければ様子を見てよいことが多いですが、頻繁に続く、下痢を伴うといった変化があるときは動物病院に相談してください。
とうもろこしの芯を食べてしまったかもしれません。どうすればいいですか?
芯は硬く大きいため、丸のみすると胃や腸に詰まる危険があるとされる代表的な異物です。少量だから、元気だからと様子を見続けず、口にした可能性がある時点で動物病院に連絡してください。
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