食材・ごはん

egg

Definition

高タンパクで消化のよいたんぱく源とされ、犬猫のごはんやおやつに使われる食材。生か加熱か、殻をどう扱うかによって注意点が変わる。

この項目のポイント

  • 卵は高タンパクで消化のよいたんぱく源として犬猫のごはんに使われる食材
  • 生の卵白に含まれるアビジンがビオチンの吸収を妨げる可能性が指摘されており、心配なら加熱する
  • 殻をカルシウム源にする場合は量の設計が難しく、自己判断で足さないことがすすめられる

卵とは

卵は、犬や猫のごはんやおやつの材料として使われることがある食材です。高タンパクで必須アミノ酸をバランスよく含み、消化のよいたんぱく源として知られています。

一方で、生で与えるか加熱するか、殻をどう扱うかによって、注意点が変わる食材でもあります。

腸との関わり

卵は消化のよいたんぱく源とされますが、量が多すぎたり体質に合わなかったりすると、小腸で消化しきれなかったぶんが大腸まで届き、腐敗発酵の材料になることがあるとされます。ほかのたんぱく質と同じく、量を守ることが腸活の基本になります。

生か加熱か

生の卵白には、ビオチンというビタミンの吸収を妨げるとされるタンパク質(アビジン)が含まれています。継続して大量の生卵白だけを与え続けると、ビオチン不足につながる可能性が指摘されています。ときどき少量を与える程度であれば大きな心配はないとされますが、心配な場合は加熱してから与えるほうが安心です。

加熱すると、アビジンの働きは弱まるとされ、殺菌の面でも安全性が高まります。卵黄は生でも比較的問題が起こりにくいとされますが、卵白と分けずに与える家庭がほとんどのため、迷う場合は卵黄も卵白もしっかり加熱するのが基本とされています。

卵の殻をどう考えるか

卵の殻は炭酸カルシウムが主成分で、手作りごはんでカルシウム源として細かく砕いて使われることがあります。ただし必要な量は体格や食事全体のバランスによって大きく変わるため、自己判断で足すと過不足の原因になりかねません。手作りごはんでカルシウムを補う場合は、量の設計を獣医師や栄養の専門家に相談してから進めることがすすめられます。

与えるときの基本

よく加熱し、味付けはせずに与えます。塩やバター、油を使った卵焼きやスクランブルエッグなど、人用の味付けはそのまま与えないでください。

卵アレルギーの子もいるため、はじめて与えるときはごく少量から試し、皮膚や便の様子を見ながら進めます。卵は補助的な食材であり、総合栄養食を食べている子では、与えすぎると全体の栄養バランスが崩れる方向にはたらく点にも注意してください。持病がある子や治療中の子は、自己判断で足さず獣医師に相談してください。

本項目は一般的な知識の紹介であり、獣医学的な診断・治療を目的とするものではありません。愛犬・愛猫の体調に不安があるときは、動物病院・獣医師にご相談ください。

FAQよくある質問

犬や猫に卵を与えても大丈夫ですか?

よく加熱し、味付けをしなければ与えられる食材とされています。ただしアレルギー体質の子もいるため、はじめては少量から試し、体調に不安があるときは獣医師に相談してください。

生卵を与えても平気ですか?

生の卵白に含まれるアビジンという成分が、ビオチンの吸収を妨げる可能性が指摘されています。ときどき少量であれば心配は少ないとされますが、加熱したほうが安全性は高いとされています。

卵の殻をカルシウム源として使ってもいいですか?

細かく砕いて使う家庭もありますが、必要な量は食事全体のバランスによって変わります。自己判断で足さず、量については獣医師や専門家に相談することがすすめられます。

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