ポストバイオティクス
postbiotics
Definition
腸内細菌が作り出した有用な成分や、菌の成分そのものをさす考え方。短鎖脂肪酸などが代表として語られる。
この項目のポイント
- ポストバイオティクスは菌が作り出した有用な成分などをさす考え方
- 短鎖脂肪酸はその代表として語られることが多い
- 菌そのものではなく、菌が生み出す働きに注目する新しい言葉
ポストバイオティクスとは
ポストバイオティクスとは、腸内細菌が作り出した有用な成分や、菌の体の成分そのものをさす考え方です。生きた菌そのものであるプロバイオティクス、菌のエサになるプレバイオティクスに続いて注目されるようになった、比較的新しい言葉です。
菌そのものを取り入れるのではなく、菌が働いた結果として生まれる成分やその働きに目を向ける点が特徴とされています。
代表とされる成分
ポストバイオティクスの代表としてよく語られるのが、腸内細菌が食物繊維などを発酵させて作る短鎖脂肪酸です。なかでも酪酸菌が作る酪酸は、腸の粘膜のエネルギー源になるとされ、研究が進められています。
菌とそのエサを組み合わせるシンバイオティクスとあわせて、腸活を多面的にとらえる言葉として使われます。
犬猫での位置づけ
ポストバイオティクスは、まだ研究が進められている段階の考え方です。犬や猫での働きについても検討が続いており、効果を断定できる段階ではありません。新しい言葉ほど宣伝的に使われやすいため、取り入れる際は内容を落ち着いて確かめ、獣医師に相談すると安心です。
本項目は一般的な知識の紹介であり、獣医学的な診断・治療を目的とするものではありません。愛犬・愛猫の体調に不安があるときは、動物病院・獣医師にご相談ください。
FAQよくある質問
ポストバイオティクスとプロバイオティクスの違いは何ですか?
プロバイオティクスは生きた菌そのもの、ポストバイオティクスは菌が作り出した成分などをさす点が異なります。
ポストバイオティクスは犬や猫に良いのですか?
研究が進められている新しい考え方で、効果を断定できる段階ではありません。取り入れる際は獣医師に相談してください。
短鎖脂肪酸はポストバイオティクスですか?
腸内細菌が食物繊維を発酵させて作る短鎖脂肪酸は、ポストバイオティクスの代表として語られることが多い成分です。