少食・偏食(犬猫の)
picky eating
Definition
犬や猫が普段からごはんを少ししか食べない、決まったものしか口にしないといった食べ方の傾向のこと。体質だけでなく与え方の積み重ねで作られることもあるとされ、急に始まった変化とは分けて考える必要がある。
この項目のポイント
- 少食・偏食は、体質だけでなく与え方の積み重ねで作られることがあるとされる
- 食べないと待てばおいしいものが出てくる、という経験の繰り返しが選り好みを強めることがある
- 前からの少食なのか、急に食べなくなったのかを分けて考えることが大切
- 丸一日食べない、元気がないといった変化があるときは動物病院に相談する目安とされる
少食・偏食とは
少食・偏食とは、犬や猫が普段からごはんを少ししか食べない、あるいは決まったものしか口にしない食べ方の傾向のことです。
犬にも猫にも見られる話題で、飼い主のあいだでは体質のように語られることも多いのですが、実際にはそれだけでは説明がつかない場合があるとされています。
選り好みは作られることがある
食べないと待っていれば、いつもよりおいしいものが出てくる。
こうした経験が繰り返されると、その子にとっては合理的な行動として選り好みが強まっていくことがあるとされています。
トッピングを足していく対応は、短期的には食べてくれても、長い目で見ると選り好みを強めてしまうことがあります。
食欲そのものも、腸と脳のやり取りやストレスと腸の状態から影響を受けると考えられており、環境の変化や緊張が続くと食が細くなる子もいます。
「前から」か「急に」かを分ける
少食・偏食を考えるうえで大切なのは、前からの傾向なのか、最近急に始まった変化なのかを分けて見ることです。
もともと食が細く、体重や体型が保てていて、便の様子も落ち着いているなら、その子にとっての適量である可能性があるとされます。
一方で、いつもは食べていたのに急に食べなくなった、量がはっきり減ってきたという場合は、好みの問題として片づけない見方が必要です。
家庭でできること
- 決まった時間に出し、食べなければ一定時間で下げる。だらだら置きっぱなしにしない
- トッピングを安易に増やさず、まず食べない理由を確かめる
- 食べる量が少ない子は食事からとれる水分も減りやすいため、水分補給の状態を確認する
- フードを変えるときはフードの切り替えの手順にならい、少しずつ移す
動物病院に相談する目安
次のような様子があるときは、様子を見続けず動物病院に相談することがすすめられます。
- 丸一日、あるいはそれ以上食べない
- 水を飲む量も減っている
- 元気がない、ぐったりしている
- 嘔吐や下痢を伴う
- 体重がはっきり減ってきた
とくに猫は、食べない時間が続くと体に負担がかかりやすいとされ、犬より早めの受診が目安になるといわれています。
本項目は一般的な知識の紹介であり、獣医学的な診断・治療を目的とするものではありません。愛犬・愛猫の食欲に不安があるときは、動物病院・獣医師にご相談ください。
FAQよくある質問
犬や猫が急にごはんを食べなくなりました。様子を見ていいですか?
急に食べなくなった場合は、好みの問題として片づけないほうがよいとされます。とくに丸一日食べない、水も飲まない、元気がないといった様子を伴うときは、様子を見続けずに動物病院に相談してください。
偏食は直せますか?
食べないと待っていればおいしいものが出てくる、という経験が積み重なって選り好みが強まっていることがあるとされます。トッピングを足す方向は短期的には食べても、長い目では選り好みを強めることがあるため、進め方は獣医師に相談しながら決めるのが確実です。
少食でも体重や便が普通なら心配ないですか?
体重や体型が保てていて、便の状態も落ち着いているなら、その子にとっての適量である可能性はあるとされます。ただし、前からの少食なのか最近始まったのかで意味合いが違うため、変化として捉えるようにしてください。
猫が特定のフードしか食べません。切り替えるにはどうすればいいですか?
猫はにおいや食感の変化に敏感で、フードを変えると口にしなくなることがあるとされます。急に切り替えず、今のフードに少しずつ混ぜていく方法が紹介されています。
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