おなら(犬猫の)
flatulence
Definition
犬や猫の消化管にたまったガスが肛門から排出される生理現象。多くは食事の内容や早食いによる空気の飲み込みが関わり、においや頻度の急な変化は体調のサインとして語られる。
この項目のポイント
- おならは消化管にたまったガスが排出される生理現象で、犬や猫にも普通に起こる
- においの強さは大腸で作られる腐敗物質の量と関わっているとされる
- 急に頻度やにおいが変わったときは、食事や体調の変化を知る手がかりになる
おならとは
おならとは、犬や猫の消化管にたまったガスが肛門から排出される生理現象です。
人と同じように、犬や猫にも日常的に起こることで、それ自体は珍しいことではありません。ただし、におい方や頻度がいつもと違うと感じたときは、食事や体調の変化を知る手がかりになるとされています。
においが強くなる理由
おならのにおいの強さは、大腸で悪玉菌が未消化のタンパク質を分解してできる腐敗物質の量と関わっているとされています。
この現象はタンパク質の腐敗発酵と呼ばれ、消化しきれなかった分が大腸まで届くほど、においの強いガスが作られやすくなると考えられています。一方で、食物繊維を材料にする発酵はにおいの少ないガスが中心とされ、同じ発酵でも何をエサにするかでにおいの傾向が変わってくるといわれています。
空気を飲み込むことも原因に
ガスの量そのものは、腸内で作られる分だけでなく、食べるときに一緒に飲み込む空気の量にも左右されるとされています。
早食いや丸呑みの癖がある犬や猫では、食事のたびに空気を多く飲み込みやすく、それがげっぷやおならとして出てくると考えられています。早食い防止用の食器を使う、一回の食事量を減らして回数を増やすといった工夫が、家庭でできる対策として紹介されています。
見直せる食事の工夫
フードを大きく変える前に、まず与え方から見直せることがあります。
- 早食い・丸呑みを防ぐ食器や、ふやかして与える工夫を取り入れる
- フードを切り替えるときは、フードの切り替えの手順にならい少しずつ移す
- おやつや人の食べ物の与えすぎがないか振り返る
においや頻度の変化を見るには、便チェックとあわせて日々の様子を記録しておくと、変化に気づきやすくなります。
動物病院に相談する目安
次のような様子があるときは、様子見を続けず動物病院に相談する目安とされています。
- 急ににおいや頻度が強くなった、または続いている
- お腹が張って苦しそうにしている
- 下痢や嘔吐を伴う
- 食欲や元気が普段と違う
おなら自体は珍しいことではありませんが、ほかの様子と重なるときは、体の中で何か変化が起きているサインの可能性があります。
本項目は一般的な知識の紹介であり、獣医学的な診断・治療を目的とするものではありません。愛犬・愛猫の体調に不安があるときは、動物病院・獣医師にご相談ください。
FAQよくある質問
犬や猫のおならが臭いのは病気のサインですか?
多くは食事の内容や消化のしかたに左右されるとされ、それだけで病気とは限りません。ただし普段と比べて急ににおいや頻度が変わった、下痢や嘔吐、元気のなさを伴うときは、動物病院で相談する目安とされています。
犬や猫のおならを減らす方法はありますか?
早食いや丸呑みで空気を一緒に飲み込むことがガスの一因とされ、食べる速さを落とす工夫が話題になります。フードを変えるときは少量ずつ切り替えることも、腸内でのガスの発生を落ち着かせる助けになるとされています。
猫は犬よりおならをしませんか?
猫も生理現象としてガスを出しますが、犬に比べて音やにおいに飼い主が気づきにくいだけともいわれます。回数やにおいが急に変わったときの見方は犬猫で共通です。
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