ぶどう(犬猫には与えない)
grape
Definition
つる性の果実で、犬がぶどうやレーズンを食べたあとに急性の腎障害を起こしたとされる報告が複数ある食品。原因となる成分や安全とされる量は特定されておらず、猫についても同様の注意がすすめられる、量に関係なく与えてはいけない食品とされる。
この項目のポイント
- ぶどう・レーズンは、犬が食べたあとに急性の腎障害を起こしたとされる報告が複数ある
- 原因となる成分は特定されておらず、安全とされる量も分かっていない
- 症状は食べてすぐでなく、数日たってから現れることがあるとされる
- 猫での報告は犬より少ないが、同じように与えないことがすすめられている
ぶどうとは
ぶどうは、秋を中心に出回ることの多い果物で、そのまま食べるほか、乾燥させたレーズンとしてパンやお菓子にもよく使われます。
人にとってはなじみ深い果物ですが、犬や猫にとってはチョコレートや玉ねぎと並んで、与えてはいけない食品の代表として知られています。
犬猫には絶対に与えてはいけない
犬がぶどうやレーズンを食べたあとに、急性の腎障害を起こしたという報告が複数あるとされています。
原因となる成分ははっきり特定されておらず、体質や体の大きさによって影響の出方が違うため、安全とされる量も分かっていません。
「一粒だけなら」「皮をむけば」といった目安が成り立たない点が、この食品の分かりにくいところです。少量であっても、口にした可能性がある時点で注意が必要とされています。
症状は食べてすぐに出るとは限らず、数日たってから、嘔吐や食欲不振、元気の消失といった形で現れることがあるとされています。
誤って口にしてしまったとき
ぶどうやレーズン、それらを含む食品を口にした可能性があるときは、少量だから、元気だから、と様子を見続けず、動物病院に連絡することがすすめられています。
自己判断で吐かせようとするのは避けてください。対応は動物病院の指示に従うのが安全です。
連絡の際は、何を、どのくらいの量、いつごろ口にした可能性があるかを伝えられると状況が伝わりやすくなります。
身近にある製品と保管の注意
ぶどうやレーズンは、次のような形で家の中にあることが多い食品です。
- 生のぶどう、皮つきのまま置かれた房
- レーズン、レーズンパン、シリアルやクッキーなどレーズン入りの菓子
- ぶどうジュース、干しぶどうを使ったおつまみ
- 手土産やお裾分けでもらう季節の果物かご
来客の多い季節は、テーブルの上に果物かごや菓子折りが置かれたままになりやすく、犬猫が届く場所に置かないよう普段以上に気をつけたい時期です。
犬猫のおやつを選ぶときの基準
果物の与え方で触れているとおり、犬猫に与えてよいとされる果物であっても、ぶどうだけは量に関係なく避ける対象です。
腸活を意識したおやつを選びたいときは、ぶどうを除いた果物や、犬猫用に作られたおやつから選ぶようにしてください。
新しい食べ物を試すときは、フードの切り替えと同じように少量から始め、便チェックで様子を見る習慣をつけておくと、体調の変化にも気づきやすくなります。
本項目は一般的な知識の紹介であり、獣医学的な診断・治療を目的とするものではありません。愛犬・愛猫の体調に不安があるときは、動物病院・獣医師にご相談ください。
FAQよくある質問
犬がぶどうを一粒だけ食べてしまいました。少量なら様子を見てもいいですか?
安全とされる量は分かっておらず、体質によって影響の受けやすさも違うとされています。少量であっても様子を見ず、動物病院に連絡することがすすめられます。
レーズンパンやレーズン入りのお菓子も同じように危険ですか?
レーズンは水分が抜けてぶどうの成分が濃縮された状態と考えられており、生のぶどうと同様に注意が必要とされています。レーズン入りのパンやシリアル、お菓子も口に入らない場所で保管してください。
猫もぶどうを与えてはいけませんか?
猫での報告は犬に比べて少ないとされていますが、安全性が確認されているわけではありません。犬と同じように、量にかかわらず与えないことがすすめられます。
皮をむいたり種を除けば少しなら大丈夫ですか?
原因となる成分がどこにあるかが特定されていないため、皮や種を除いても安全になるとは考えられていません。ぶどうそのものを与えない、が基本の対応とされています。
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