おやつを選ぶ前に決めること
おやつ選びで迷う前に、量の枠を決めておくと選びやすくなります。
1日に必要な総カロリーの10%程度までが一般的な目安とされています。この枠の中で何を選ぶか、と考えると、原材料を見る目も変わります。
おやつを与えたぶん、主食を少し減らす。
この習慣があると、量の心配が減ります。
原材料表示は、最初の3つを見る
原材料は、多く含まれるものから順に書かれています。最初の3つでそのおやつの性格がほぼ決まります。
肉や魚が先頭にあるものは、タンパク質が主体です。
穀物や糖類が先に来るものは、それらが主体ということになります。
どちらが良いという話ではなく、何を与えているのかを把握するための見方です。
名前が具体的かどうかも手がかりになります。
何の肉かが書かれているものと、まとめて書かれているものとでは、開示されている情報量が違います。
腸のことを考えて選ぶなら
腸の視点で見るなら、菌の餌になる成分が入っているかが判断材料になります。
なかでも水溶性食物繊維は発酵されやすく、フラクトオリゴ糖は代表的なプレバイオティクスとして知られています。
発酵食品を使ったおやつもあります。
乳酸菌が含まれるものは、菌そのものを届ける形になります。
グリーントライプのように、素材そのものに消化酵素や菌が含まれるとされるものもあります。
嗜好性が高く、食が細い子に使われることがあります。
絶対に避けるもの
キシリトールを含むものは与えないでください。
キシリトールは、犬で低血糖と急性肝不全を起こすことが報告されています。
人用のガムや菓子、一部の歯磨き剤に含まれます。
少量でも危険とされるため、人の食べ物を分け与える習慣そのものを避けるのが安全です。
なお、同じ糖アルコールでもエリスリトールは犬において安全性が確認されているとされ、性質が異なります。
名前が似ていますが別のものです。
このほか、チョコレート、ぶどう、玉ねぎ、ねぎ類なども犬猫には適しません。
与え方で変わること
一度にたくさん与えない
同じ量でも、分けて与えるほうが消化への負担は軽くなるとされます。
新しいおやつは少量から
フードの切り替えと同じで、腸内細菌にとっては新しい餌です。
いきなり大量に与えず、少量から様子を見てください。
便の変化が出ないか確認します。
おやつとフードを同時に変えない
両方を一度に変えると、合わなかったときにどちらが原因か分からなくなります。
まとめ
- 量は1日の総カロリーの10%程度まで。与えたぶん主食を減らす
- 原材料は最初の3つを見る。何が主体かが分かる
- 腸を考えるなら、菌の餌になるオリゴ糖や食物繊維が入っているものを
- キシリトールは絶対に避ける。人用の菓子を分け与えない
- 新しいものは少量から。便を見ながら進める
おやつに使われる素材の言葉は食材・ごはんの用語一覧にまとめています。
本記事は犬と猫の健康にまつわる一般的な知識の紹介であり、病気の診断・治療・予防を目的とした獣医療行為ではありません。食物アレルギーや持病がある場合、体調に不安があるときは、必ず動物病院・獣医師にご相談ください。


