エリスリトールミストとは
犬と猫の皮膚に使うミストです。内容量は70ml。主成分として糖アルコールのエリスリトールが配合されています。
メーカーが説明していること
そのまま並べます。これはメーカーの説明であり、編集部が効果を保証するものではありません。
- 糖アルコールのエリスリトールが、バイオフィルムをつくったブドウ球菌を静菌するとされる
- ブドウ球菌の過剰な増殖を抑えることで、皮膚常在菌のバランスを整えるとされる
- 保湿成分、抗炎症・抗酸化成分を配合し、舐めても差し支えない原材料で作られている
配合成分として挙げられているのは、皮膚への浸透力が高いとされる還元水、エリスリトール、ターンオーバーに関わるビタミンB群、水溶性のビタミンC誘導体2種、抗炎症成分、エモリエント成分(保湿成分)です。
エリスリトールとバイオフィルム
もふプレスの読者に馴染みがあるのは、口腔ケアの側から入ってきたエリスリトールだと思います。同じOral gelにも入っている成分です。
菌は、増えるとバイオフィルムという膜をつくって身を守るとされています。膜になってしまうと外から届きにくくなる。これは口の中でも皮膚でも同じ構図で、糖アルコールがこの膜に働くという方向で研究が続いています。
口と皮膚、場所は違っても狙っているところは同じ、という見方をすると分かりやすいかもしれません。
キシリトールと間違えないこと
エリスリトールは犬での安全性が確認されています。一方で名前の似たキシリトールは、犬で低血糖や急性肝不全を起こすことが知られています。まったく別のものです。 人用の製品を犬猫に流用しないでください。
なぜ腸の事典で皮膚のものを扱うのか
もふプレスは犬猫の腸とごはんの事典です。皮膚のミストは、一見すると外れて見えます。
それでも扱うのは、腸の状態と皮膚の状態が関わり合っているという見方があるからです。これは腸皮膚相関と呼ばれていて、皮膚のトラブルが続くときに、外側だけでなくごはんの側も見る根拠になっています。
ただし、外側のケアで腸が整うわけではありません。 順番としては、ごはんと便を見るのが先です。ミストはあくまで皮膚の側からの手当てで、その両方を混ぜないほうが判断を誤りません。
注意すること
- いま治療を受けている場合、自己判断で薬をやめないでください。 併用の可否はかかりつけの獣医師に相談してください
- 皮膚に傷、強い赤み、じゅくじゅくした部分があるときは、まず動物病院を受診してください
- 使ったあとに赤みやかゆみが強くなる、舐め続けるといった様子があれば中止して獣医師に相談してください
- 目や耳の中に入らないように使ってください
このページは一般的な知識の紹介であり、獣医療ではありません。皮膚の症状は原因がさまざまです。気になるときは、かかりつけの動物病院・獣医師にご相談ください。
